吃音・どもり　はどう違う？

　「どもり」ということばは、一般に差別用語ということで、代わりに「吃音」ということばが使われています。ただ、吃音者自身が「どもり」を差別用語と思っているかというと必ずしもそうではありません。「どもるという症状」をさして、「どもり」という言葉を使う分には問題はないと私は思いますし、会の中での会話の中でも使っています。新聞報道にあたって、「吃音」では意味が通じないので「吃音（どもり）」という説明を書いて頂けないかという要望をすることもあります。

問題となるのは、「どもっている人」をさして「どもり」という場合でしょう。「どもり」はその人の全てではないのですから、決していい気持ちはしません。
そのような経験から、「どもり」ということばそのものを嫌がる方もおられるようです。

ということで、整理すると