GENGOROを送っていただきまして有難うございます。
　私はどもるせいかもしれませんが、落ち込む性格から前向きに考えることが出来ない時があります。
たまに友人と近くの温泉に行きますがテンポよく会話が出来ません。本当は話したくてしようがないのに情けないです。意を決して私も話の中に入って話し出すと、しばらくその場が沈黙し、私が話し終えるまでじーと待ってくれます。とても疲れますが、聞いてる彼女たちも疲れるだろうなと思います。しかし、また数日すると「お風呂にいがねが(行かないか)」と誘ってくれるのでべつに嫌われているわけではないな、と思って嬉しいです。
「ああ、ジョークの一つもすらすら言えたらな」といつも思うけど、まあ、これが現実と思うしかありません。匿名さんも私もおんなじ思いをしているんだなと思ったら、少し勇気が出ました。
　家で主人と話す時は戸板に水の如く話しかけるものだから、「口数が少なくておとなしい女だと思って嫁にしたのに、全然ちがうじゃねえか」とあきれてます。「おとうさん、外ではどもって話せないから家にいる時ぐらい話させてよ」と笑うしかありません。
　気持ちの問題もありますかねー。東京でのワークショップで懐かしい人達にお会いしたり、一緒に泊まった方達が同じ年頃だったせいもあり、自分では気がつかなかった考えや心の持ち方を教えてもらいました。
秋田に帰って暫くはどもらずに話せました。いまはまた前に戻りましたが。だけど、くよくよばかりもしてはいられないし、匿名さんのおしゃるとおり気持ちを変えて日々鍛錬するしかないかもしれません。
　秋田は例会を休んでいますがみんなに呼びかけて少しずつ秋田言友会の輪を広げていきたいなと思っています。
　後先になりましたが大雨で大変でしたね。被害がないことを祈っております。
　機関紙げんごろうで勇気を貰っています。ありがとう。